ざっくりとした炭化焼締の炭色の地に刷毛目模様がダイナッミックに描かれていてどことなくモダンな雰囲気のあります。見込みの部分が直径4cmほどあり、ささ舟のようなユニークな形です。口縁の部分がギザギザとしています。
料理を真中にちょと盛るとおしゃれなおもてなしになります。普段の料理が一段とおいしく見えてしまうから不思議です。黒っぽい器は小さくてもコーディネートのポイントになります。
この器はロクロでなく「たたら」という方法でつくられたものです。土の塊を輪切りにして粘土の板を作り、これを使って成形する方法。板状に伸ばしたものを「たたら」と呼ばれています。 炭色の肌は釉薬によるものではなく炭化焼締という焼き方によるものです。いぶしながら焼き上げる技法のことで焼成中に炭素が逃げ場を失い器の表面に入り込んで黒色を出しています。黒色というより炭色といったほうがいいかもしれません。
福田英明作
D01-11 赤刷毛目タタラ楕円鉢
約w17.5×d12×h4cm
技法 陶器
定価2,160円(税込)
すべてひとつひとつ丹念に製作した手づくりの作品ですので、形や大きさなど若干異なります。
色の出方なども焼き具合によって1点ごとに異なりますがご了承ください。
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