野田里美 (Satomi Noda)

時間の流れを感じるモノ。
共に過ごす時間を感じるモノ。
余白を感じるモノ。
そして 「私」 が残るモノ。

時間、流れ、朽ちる、崩れる、叙情的、感傷的、揺らぎ、
移ろい、馳せる磁器という素材で表現したいと思っています。

                                                                           野田 里美

 

 

銀彩シリーズ

黒樹シリーズ

銀樹シリーズ

千刻シリーズ

 

<野田里美さんについて>

 野田さんの作品との出会いは、作家ものを扱うcafeギャラリーでした。ギャラリーには多数の作家さんの作品が展示され、その中でひときわ目を引く器、 ”樹木の表皮を思わせる器” との出会いは感極まるものでした。長年探し求めていた作品だったのです。

 樹木の肌合いは釉薬、絵付けによるものでなく、土の質感で表現。型押しでなく、乾燥時の収縮率の違いで表現されています。そのため作品の表情は1枚1枚違ってくるそうです。(黒樹シリーズ) 黒樹シリーズの他に、銀樹、銀彩、千刻などのいろんな種類の作品があります。

 野田さんは経年変化、使い込むことによりさまざまに趣を変えていくもの。素敵に変化させる過程を楽しでほしいという願を込めて作陶されています。多くのレストラン・和食店で愛用されている人気の器です。  

 

 

  <陶歴>

  2012年  Le Carrousel des metiers d’art et de creation」 Carrousel du Louvre a Paris
     (ルーブル地下 カルーゼル・デュ・ルーヴル内)ジャパンブースにて出展
2011年  第50回 日本クラフト展  入選
2010年  第5回 (財)金津創作の森財団 「酒の器展」  入選
2010年  ビアマグランカイ 8  入選
2009年  工芸都市高岡2009クラフトコンペ 入選
2008年  (財)金津創作の森財団 「酒の器展」  入選
2005年  「第39回 女流陶芸公募展」  T氏賞
2004年  ビアマグランカイ 5  審査員特別賞
    (財)金津創作の森財団 「酒の器展」  入選
2003年  岐阜県セラミックス技術研究所 研修生として2年在籍
2002年  名古屋に移築
2001年  埼玉県八潮市にて築窯
2000年  金沢わん・one大賞  入選

  <野田さんの作品で料理を提供しているお店>

  ・フランス料理 le-sorcier (山口県) 
・欧風野菜料理vegetus(鎌倉)   
・魚介のイタリア料理murata(名古屋) 
日本料理土方(名古屋)