焼締象嵌シリーズ
顔絵シリーズ
小物
<大久保弥一さんについて>
大久保さんの工房は滋賀県の南東部、近江八幡市の東に位置する八日市市にあります。八日市市は「大凧」で有名な町です。男子出生を祝って揚げられたのに始まる八日市の大凧は国の選択民族文化財に指定されています。ちなみに凧の大きさは畳100畳分もあるそうです。
初めて大久保さんのお宅を訪れた時、道に迷って遅れてしまいましたが、笑顔で迎えてくださったことがとても印象に残っています。ギャラリーに通されて、丁重なもてなしに恐縮しながらギャラリーの中を見回すと。すてきな器、器、器・・・・ 信楽の町で偶然見つけた醤油さし、象嵌ビアカップが棚に。 その傍らには幼稚園児ぐらいの手作りのポスト、照明器具、とても可愛らしい動物の置物。
大久保さんの器は一言でいうと「モダン」。デザインにすぐれ1個1個丁寧に仕上げられています。また、使い手の身になって作られています。機能美というのでしょうか。また、作陶意欲が大盛なかたです。