🌿陶器まつりセール開催🌿
暮らしに寄り添ううつわを、特別価格で。
人気の作家もののうつわが全品10%OFF。
さらに、15,000円(税込)以上のご購入で送料無料となります。

📅 開催期間:2025年5月9日(金)~ 5月30日(火)
※割引後のご購入金額は、注文確認メールにてご案内いたします。
この機会に、日々の食卓に彩りを添えるお気に入りを見つけてください。

 Recommended Items (おすすめアイテム)

Artists (作家から選ぶ)

Tableware Category (器の種類から選ぶ)

Cooking photo (料理から選ぶ)

 

Arrival information (入荷情報)


2024/10/28 箸勝本店 入荷! 1
2024/11/13 京都白木屋 再入荷!
2025/02/26 廣川純 再入荷 1

Topic (トピック)

Touki-iti (全国陶器市カレンダー) | Cafe&Gallary(カフェギャラリー)

Outi-Gohan (おうちごはん)

Hitorigoto-note (Hitorigot ノート)

『苔のささやき、雨の余白』
 梅雨の雨音に包まれると、自然が静かに息づく気配を感じます。木々は柔らかな新芽を広げ、雨粒をまとった葉が光を受けて輝きます。街路樹や公園の木陰に目を向けるだけで、季節の移ろいが感じられます。
 足元には、苔の緑がしっとりと広がっています。スギゴケ、スナゴケ、カモジゴケ――それぞれ異なる質感を持つ苔たちが、雨を浴びてふっくらと生き生きとした姿に。道ばたの石垣や鉢植えのすき間にも、小さな苔の世界が息づいています。
 苔は、日本では古くから「物言わぬ自然の語り部」として親しまれてきました。『万葉集』や『枕草子』にもその名が登場し、静けさや時の流れを映す存在として、人々に愛されてきました。禅の庭では“侘び”や“寂び”を象徴し、語らずとも心に語りかけるような、その佇まいが人の心を整えてくれます。
 私も、日々の暮らしの中で少しずつ苔を見守り、自然のリズムに寄り添ってきました。苔は成長がとてもゆっくりですが、そのぶん、心が澄んでいくような時間を与えてくれます。梅雨は、そんな営みをそっと後押ししてくれる季節です。
 雨の日は、空ばかりでなく足元にも目を向けてみてください。苔と若葉が織りなす静かな緑が、心にやさしい余白をもたらしてくれるかもしれません。
 自然の中で景色を眺めながら、お気に入りの場所で、好きな器に淹れたお茶を静かに味わう――そんなひとときが、日々をやさしく包んでくれるように思います。