片口は片方に注ぎ口をつけた鉢で、もともと醤油や酒を瓶などから別の小さな器に移し入れるための器として使われてきました。今では鉢として人気があり、料理を盛るとしゃれた感じになります。ごく簡単なおつまみもこんな器に盛るとぐっとムードがよくなってお酒が美味しく飲めそうです。
粉引きは鉄分の多い素地に白泥を化粧がけし、さらに透明釉をかけて焼成するもの。粉引の白に加えて、クリーム色かかった温かみのある白、鉄分、化粧土のかけむら、指跡など。それぞれが邪魔せず、一つの景色になり、味わい深い粉引になっています。
粉引は使っていくうちに色合いが少しづつ変わっていきます。お取り扱いには、面倒な面もありますが、景色の変化、育てていく楽しみもあります。
<器のお取扱いについて>
・初めてご使用になる前に、米のとぎ汁で15分程煮てください。
・汚れや匂いがつきにくくなり美しくお使いいただけます。
*景色を楽しんでほしいという想いから、シミ止め加工は施していません。
小山乃文彦作
Q13-11 粉引片口小鉢
技法 陶器
定価3,300円(税込)
すべてひとつひとつ丹念に製作した手づくりの作品ですので、形や大きさなど若干異なります。
色の出方なども焼き具合によって1点ごとに異なりますがご了承ください。
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